生きる価値

小さな頃からいつもなんだか浮いていて。

仲間に入ってみたいけど入れなくて
いつもみんなを遠くから眺めているような感じで
みんなと別感覚の場所にいるように生きていた。

みんなからは私のこと見えていないのかな?と思うぐらいに
いつもなんだか寂しくて。

私はいなくてもいいんだなぁと常に思っていて
家に帰ってもどこにいてもいつも緊張していて
遠慮していて疎外感があって。 

そんな自分を、私はいつもダメだと思っていた。 

なんで生まれてきたんだろう??てよく考えていたし
小学生の頃から悟り系の本を読んでみたりとか
とにかく私は私のことが恥の存在だと思っていた記憶がしっかりと、ある。  

20代になっても変わらず
なんだか寂しさと虚しさはつきまとっていたけれど
それでも恋と仕事は
私に初めて「生きる価値」をもたらした。 

仕事でスタッフとハートで通じ合うこと
お客さまとハートで通じ合うこと
そのまま成果になること
喜ばれること
喜び合えること
恋人とキラキラ別世界かのように
うっとりとハートで全身で通じ合えること。

幸せが溢れて、生まれて初めて
生きてる!!生きてていいんだ!!という喜びに溢れたんだ。

仕事と恋は、ハートを開いても裏切らない と思った。

そこから、結婚を機に仕事をやめて出産をして
夫ともちっともうまくいかなくて
私は再び自己価値の下落に向き合うことになったんだ。 

誰か私を見つけて!!!

悲痛の叫びを自分から感じた。

私は誰かに必要とされたかった。
見つけてほしかった。
思いっきり無条件で愛されている確信がほしかった。

目の前にかわいい子どもがいてお母さんになったのにね。

でもその誰かって???誰???
私はいったい何が欲しいの??? 

私は、私に、愛されたかったのだ。 

仕事も恋もしていない私を
私は愛したかったんだ。

私は私に愛されたかったということに気がついて
そもそも私は私を無条件に愛していたのだということに気がついたら
力が抜けて、安堵で泣いたのだ。  

そこから疎外感も孤独感も
私はただただ、みんなとはなんだか違う次元で
俯瞰してすべてを眺めて観ているのだということを認めて
役割として
一本の光の柱を立てたのだ。 

その柱を立てたことで
やっと、あそぶように軽やかに生きる喜びを感じることができるようになった。

誰かと必要とし合える喜びは
存在そのものの敬意から。

だから、
あなたがもし孤独感や疎外感を感じていても
あなたはあなたから必要とされていることにその都度気がつけばいいし

誰からも必要とされていないように感じても
あなたはなんにもわるくないし恥ずかしくないよ。

完全体なのだから、大丈夫。

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奥山 のぶ
1976年、秋田市生まれ。 2023年現在、3チン(イシマン(夫)長男(12歳)次男(6歳)との4人暮らし。  一見おしとやかふうでありながら男気溢れるロックな在り方で人のハートを撃ち抜く。人の魅力と開花を妨げている盲点を瞬時に見抜き言語化する鋭さと分析力。 ユニークな軽やかさと深みのある優しさで、どんなタイプの方もハートが開き柔らかくなる。 持って生まれた天性のカウンセリング力の開花。